どいてー
「どいて」じゃないです。痛いんです。しかも「弩級に痛い」んです。漢字で書くと「弩痛え」です。痛さのスケールがでっかいですね。とてもつまらないことも「どたりー」と言います。つまらない、の方言「たるい」に「弩級」の「弩」がつくので、底知れずのつまらなさを表します。
「とても」のことを「でらくしゃ」とも言い換えます。「弩級」の弩がついた「えらい(三河弁では「ものすごい」の意)」が「弩えらい」がリエゾンして「でーらい」となって「でら」という、凄まじい量を表した後ろに「くしゃくしゃに激しく乱れ飛んだ嵐の中のような凄まじさ」を表す「くしゃ」がひっついてしまい、「それはもう言い表しようのない凶悪な勢いを伴った」という語気を荒ぶらせる単語が「でらくしゃ」です。
例:「かあくんのチョロQでらくしゃ速いがヤァ」(意訳:かあくんのチョロQは神すら恐れるほどのスピードと迫力をもって走り抜ける様であるなあ)
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